さて「専務の小部屋」第三弾
マルジン新聞への寄稿から
長いので三日にわけました。
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事例4 長年使用してきた建物の改装
あなたは長年旅館を経営してきました。多くのお客様から愛され、何十年も通ってくださっている常連さんもいます。
最近では海外や高齢者のお客様増えてきました。そこで、施設や設備の老朽化に対応し、バリアフリー化や海外顧客対応の為、大規模な改装の計画が立案されました。
さて、あなたなら次の選択肢の内、どれを選びますか?
①古いものは取り壊し、新築する。
②歴史ある部分は残し、それ以外は新しく建て直す。
③外観は変えず、中の設備を最新のものに変える。
【老舗経営者の判断】③
事例5 後継者(部下)の有事の際のお金の使い方について
あなたの事業が成功しているという仮定の下での質問です。
あなたはあなたの後継者(部下)にある投資の判断を任せることになりました。
数日後、後継者(部下)から手付金まで支払うところまで話が進んでいると報告を受けました。
しかし、そこで日本を揺るがすような大地震が発生しました。
大きな混乱の中、家族や社員、会社や取引先の状況を確認していくと、 幸いなことにあなたの身近な範囲には大きな被害がないことが確認できました。
さて、落ち着いたところであなたは後継者(部下)に投資の話を任せていたことを思い出しました。
あなたの後継者(部下)なら、次の選択肢の内どれを選んでいると思いますか?
①幸いにも身近な影響はなかったので、予定通り投資の話を進めていた。
②身近には影響はなかったが、今後どうなるかわからないので、現状維持で話をストップしている。
③とにかく余剰のお金を創る為に、手付金をあきらめて解約の手続きを進めていた。
【老舗経営者が後継者(部下)に求める判断】③
以上となります。
マルジンの歴史は、現在第28期ですので約30年程となっております。
私としては、これは冗談ではなく、マルジンの根っこになっている信念や哲学は
100年続く企業になっても、何ら恥ずかしくないものではないか、と思っています。
だから皆さんも私も、100年後の後輩たちに「30年目頃のレジェンズたちはすごかった。」
と誇ってもらえる自分であるように、日々自分なりにできる精一杯+αを
今後も積み重ねていっていただきたいと思います。
以上、これからますます現場は暑く激しくなってくると思います。
心も体もギリギリになる毎日と思いますが、そのギリギリの状況で
当たり前の事だけは当たり前に出来る様、ご助力の程お願い致します。
では、今月もどうぞ『ご安全に!♪』
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以上でございます。
あと70年後のマルジン
どんな企業として 歩んでいる事でしょう?
誰にもわかりませんけれど
当たり前のことを 当たり前のように
そこに「誠意」を持って 貫いて行ければ
おのずと 道は続いていくのではないでしょうか?
今を作り上げているんだね
「マルジンレジェンス」の面々